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笹幸恵
2017.8.1 02:26

厚顔無恥な「姫」

週刊文春の匿名座談会に出席した

自衛隊幹部によると、稲田朋美は

「姫」「お姫様」と呼ばれていたらしい。

 

この「姫」の離任式の映像を見て唖然とした。

防衛相や各幕僚長が離任・退官するときには

栄誉礼が行われるのだけど、この状況下でそれやるか?

常識的に考えたら、辞退するのが当たり前では?

日報隠蔽問題が大きな引き金になっているのだし、

北朝鮮がミサイル発射した直後だ。
まるで自覚のないことが、これだけで十分にわかる。

 

その前に行われた「訓示」では、冒頭、

「防衛相・自衛隊の皆さんには大変お世話になりました」

だって。その前に言うことがあるだろう。

挙句に防衛相になってからは「葛藤の日々」だったと。

私はこんなにがんばったのよと言わんばかり。

 

「風通しのよい組織文化を醸成し、連携強化をはかり、

一致団結していかなる困難な状況にも対応できるように

してもらいたい」

 

・・・「姫」には言われたくない。

 

「皆さんは私の誇りです。

これからも日本の安全保障のために頑張りましょう」

 

・・・あまりの空々しさに脱力。

 

そして満面の笑みで、まるで皇族のように

車から手を振り、去っていった。

 

週末に美容院にも行ったのだろう。

 
茶番だよね。

本人がそうしようと思ったのか、

ほかから指示があったのかは知らないけれど、

国民がその一連の言動を見てどう思うのか、

少しも考えないのだろうか。

最後まで自分を客観視できない、厚顔無恥な「姫」だった。

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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